新幹線の座席は、普通車とグリーン車などのクラスで異なります。また、同じクラスでも車両により若干異なることがあります。
ここでは新幹線の座席(シート)について、基本的な設備についてご案内します。
グリーン車の座席
グリーン車は2人掛け+2人掛けの4席が並ぶ座席配置です。標準的なシートピッチは1,160mmで、普通車の1,040mmより12センチほど広くなっています。
新幹線のグリーン車のリクライニング角度は車両により異なりますが、おおよそ25度〜31度程度です。
足元にはフットレスト(足置き)が置かれています。山陽・九州新幹線の一部の車両にはレッグレストもついています。室内照明は普通車に比べてやや暗めで、手元を照らすための読書灯が設置されています。
テーブルは肘掛けに収納されているものと、座席背面のものの2種類です。肘掛け自体も広いので、飲み物のコップくらいは置くことができます。
普通車の座席
普通車は3人掛け+2人掛けの横5列が並ぶ座席配置。標準的なシートピッチはJR東海、西日本、九州が1,040mmで、JR東日本が980mmです。座席幅は440mmが標準的です。
ただ、普通車の車両のシートは車両によって多少異なります。とくに、山陽・九州新幹線だけを走る列車の普通車指定席は、座席配置が2人掛け+2人掛けの横4列になっています。この配置では、座席幅は465mmにもなります。
JR東日本の新幹線では、普通車の標準シートピッチは980mmですが、最近の車両では1,040mmのものも出てきています。
いずれの車両でも、普通車のリクライニング角度は20度程度で、フットレスト、レッグレスト、読書灯などはありません。テーブルは座席背面テーブルが一つのみで、肘掛けに飲料などを置くスペースはありません。
シート・コンセント
新幹線のシート・コンセントは、最近の車両はグリーン車、普通車とも全席設置されるようになりました。少し前の車両でも、普通車の窓側席は全席設置されています。そのため、最新車両が投入される各新幹線の主力列車では、モバイルコンセントを使うことができます。
しかし、新幹線でも古い車両はコンセントなしの列車もまだ残されています。
詳しくは、「コンセント」の項目をご覧ください。