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新幹線普通車指定席の設備とサービス

普通車は、新幹線の一般車両です。普通車指定席は、そのうち座席指定ができる車両で、ほとんどの新幹線列車に設置されています。一部列車は全車自由席となっていて、指定席のない場合があります。

指定席には「グリーン車指定席」と「普通車指定席」がありますが、たんに「指定席」と呼ぶ場合は、「普通車指定席」のことを指します。

普通車指定席と自由席は、基本的には同じシートです。ただし、山陽・九州新幹線では、普通車指定席が自由席よりゆったりしたシートになっている場合もあります。

ここでは、普通車指定席の設備についてご案内します。

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普通車指定席の車両

普通車指定席車両(号車)は、列車によって異なります。たとえば、東海道・山陽新幹線の「のぞみ号」では、4号車〜7号車と11号車〜16号車が普通車指定席です。同じ東海道新幹線でも「ひかり号」では、6〜7号車と11〜16号車が普通車指定席ですし、「こだま号」は、11、12、16号車のみが普通車指定席です(13〜15号車も指定席の場合あり)。

このように、列車種別によって指定席車両は異なりますし、同じ列車種別でも、混雑の度合いに応じて指定席車両が変わることもあります。

普通車指定席の座席

普通車指定席の座席配置は3人掛け+2人掛けの5席が並びます。1車両の定員は100席ほどです(JR東海6号車)。シートピッチは1,040mm、座席幅は440mmが標準です(JR東海N700系)。

ただ、普通車の車両のシートは車両によって多少異なります。とくに、山陽・九州新幹線だけを走る列車の普通車指定席は、座席配置が2人掛け+2人掛けの4席になっています。この車両のシートピッチは1,040mmで標準仕様ですが、座席幅は465mmにもなり、幅はグリーン車と大きな違いはありません(JR西日本・九州N700系)。

このように、山陽・九州新幹線では、普通車指定席がグリーン車に近い設備になっています。山陽・九州新幹線でも、普通車自由席は3人掛け+2人掛けの5列シートですので、普通車指定席と普通車自由席の違いは大きいといえるでしょう。

JR東日本の新幹線では、普通車のシートピッチは980mmが標準です。ただし、最近の車両では1,040mmのものも出てきています(E5系、E7系)。全体的には、JR東海、西日本などに比べると、シートピッチが狭いことがあります。

いずれの車両でも、普通車のリクライニング角度は20度程度で、フットレスト、レッグレスト、読書灯などはありません。

普通車指定席のサービス

普通車指定席には、車内で特別なサービスはありません。毛布などのアメニティもありません。車内販売は長距離列車を中心に実施されています。

指定席と自由席の違い

新幹線の自由席は、席が空いていれば自由に座ることができる車両です。指定席の場合は、指定された席に座ることができる車両です。指定席と自由席の車両・スペースは完全に分かれています。自由席券を持った人は指定席の車両で立つことはできません。指定席券を持った人は、自分の指定した席以外には座れません。

指定席の価格

指定席の価格は、自由席に比べて、閑散期で330円、通常期で530円、繁忙期で730円高くなっています。自由席券の値段は1年間を通じて同じです。

「閑散期」とは1月16日〜2月末、6月、9月、11月1日〜12月20日の月〜木(祝日絡み除く)です。「繁忙期」とは春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休み期間中です。通常期はそれ以外です。



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