新幹線指定席が満席の場合のキャンセル待ちについてご案内します。新幹線に空席待ちのシステムはありませんが、自分で調べることは可能です。
新幹線のキャンセル待ち
満席になってしまった新幹線列車の指定席を、キャンセル待ちで確保する方法はあるのでしょうか。あるいは、当日、駅に行けばキャンセル待ちデスクがあったりするのでしょうか。
結論から言えば、JRにはキャンセル待ちの制度はありません。したがって、キャンセル待ちをJRに申し込んでおくことはできませんし、当日、駅に行ってもキャンセル待ちデスクはありません。窓口でキャンセル待ちを受け付けてくれることもありません。
ただ、指定席券のキャンセルは生じますので、自分で調べれば最新の空席状況を確認することは可能です。
インターネットで確認する
新幹線の空席状況を確認するもっとも手軽な方法は、インターネットのJRサイバーステーションです。サイバーステーションでは、指定席の空席状況がオンタイムでわかります。検索してみて、空席が見つかれば、キャンセルが出たということです。
サイバーステーションでは予約はできませんが、JR各社はインターネットによる列車予約が可能です。
JR東日本・JR北海道は「えきねっと」、JR東海・JR西日本は「スマートEX」、JR西日本・JR四国は「e5489」、JR九州は「JR九州インターネット列車予約」です。
これらの予約サービスでも空席を探せますが、空席をチェックするだけなら、JRサイバーステーションのほうが簡単です。
駅で確認する
新幹線の指定席の予約で空席が出たかどうかは、駅の窓口でも確認が可能です。窓口で係員に尋ねてみましょう。駅に指定席券売機があれば、乗りたい列車を検索して空席が出ていないか探すこともできます。
空席が出やすいタイミングは?
指定席の空席が出やすいタイミングは2週間前と2日前です。2週間前は、旅行会社が団体用に確保している座席のうち売れ残ったものをJRに返却するため、空席が一気に増えることがあります。
2日前は、JRの指定券のキャンセル料が高くなる前のギリギリの日です。JRの指定券をキャンセルする場合にかかる手数料が、出発日前日になると高くなるため、2日前がキャンセルのピークになるのです。
したがって、2週間前と2日前というタイミングを狙ってインターネットで検索したり、駅窓口に行ってみたりすると、キャンセルを確保しやすくなります。
当日、乗れなくなった客が突然キャンセルすることもありますが、当日は購入希望者も多いので、タイミングが合いづらいです。