新幹線を乗り継ぐ場合の特急料金

きっぷとルールルール

新幹線と新幹線を乗り継ぐ場合、改札口を出なければ原則として特急料金は通算して計算します。ただし、一部で例外もあります。新幹線で二つ以上の列車を乗り継ぐ場合の特急料金についてご案内します。

PR

新幹線を乗り継ぐ場合の特急料金

2つ以上の新幹線列車を途中で乗り継ぐ場合、新幹線の改札口を出なければ、原則として、特急料金は新幹線の全乗車区間を通しで計算します

たとえば、東京~静岡を「ひかり号」に乗り、静岡~掛川を「こだま号」に乗った場合、特急料金は東京~掛川を通算して計算します。2つの列車に乗っても、1つの列車に乗っても、特急料金は同じです。

ただし、例外が多数あるので、以下でご案内します。

N700A

新幹線特急料金が打ち切り計算になる場合

次の場合は、新幹線特急料金を通算しません。打ち切りでゼロから計算して合算します。運賃(乗車券)は通算します。

東京駅での乗り継ぎ

東京駅で東海道新幹線と東北・上越・北陸新幹線を乗り継ぐ場合。

大宮駅での乗り継ぎ

大宮駅で、上りの東北新幹線から下りの上越・北陸新幹線に、または上りの上越・北陸新幹線から下りの東北新幹線に乗り継ぎとなる場合。

高崎駅での乗り継ぎ

上りの上越新幹線から下りの北陸新幹線に、または上りの北陸新幹線から下りの上越新幹線に乗り継ぎとなる場合。

博多駅での乗り継ぎ

山陽新幹線と九州新幹線を乗り継ぐ場合(直通列車も含む)。

新青森駅での乗り継ぎ

東北新幹線と北海道新幹線を乗り継ぐ場合(直通列車も含む)。

PR

異なる種別を乗り継ぐ場合

「のぞみ」「みずほ」との乗り継ぎ

東京〜博多間で「のぞみ」「みずほ」の指定席と「ひかり」「さくら」「こだま」とを乗り継ぐ場合も、ベースとなる特急料金は通算します。

ただし、「のぞみ」「みずほ」と「ひかり」「さくら」「こだま」の料金は異なりますので、特急料金は全乗車区間の「ひかり」「こだま」の指定席特急料金に「のぞみ」「みずほ」乗車分の差額を加えたものになります。

おおむね、「ひかり」「こだま」の特急料金より、210円~640円を加算します。ただし、自由席は加算はありません。

「はやぶさ」「こまち」との乗り継ぎ

東北新幹線で、「はやぶさ」「こまち」の指定席と「やまびこ」「なすの」などを乗り継ぐ場合も、ベースとなる特急料金は通算します。

ただし、「はやぶさ」「こまち」と「やまびこ」「なすの」などの料金は異なりますので、特急料金は全乗車区間の「やまびこ」「なすの」などの指定席特急料金に「はやぶさ」「こまち」乗車分の差額を加えたものになります。

おおむね「やまびこ」「なすの」に100円~520円を加算します。

新幹線と在来線の乗り継ぎ割引

新幹線と在来線特急を乗り継ぐときには、「乗り継ぎ割引」という制度がありましたが、2024年3月16日に廃止されました。