新幹線のグランクラスのサービスと車内設備をご案内するページです。グランクラスは、新幹線の最上級車両です。
グランクラスの設備とサービス
グランクラスは、新幹線の最上級車両です。東北・北海道新幹線と北陸新幹線、上越新幹線のみ設置されています。グランクラスには「フルサービス」と「シートのみ営業」があります。
フルサービスのグランクラスでは、専任のアテンダントが乗務し、新幹線沿線の食材を用いた軽食や、アルコールを含むドリンク類のサービスがあります。また、毛布・スリッパ・アイマスクといったアメニティグッズ、新聞や雑誌が用意されています。
シートのみ営業のグランクラスでは、アテンダントは乗務しませんし、軽食・ドリンクなどのサービスもありません。グランクラスのゆったりした座席(シート)を利用できるだけです。
フルサービスを利用できるのは、東北・北海道新幹線では「はやぶさ」、北陸新幹線では「かがやき」です。なお、これらの種別でも、一部の列車ではシートのみ営業となり、専任アテンダントによるサービス(軽食・飲み物・アメニティなど)はありません。
上越新幹線「とき」「たにがわ」、北陸新幹線「はくたか」「あさま」「つるぎ」、東北新幹線「やまびこ」「なすの」では、全列車のグランクラスがシートのみの営業で、専任アテンダントによるサービスはありません。
グランクラスの車両
グランクラスが連結されているのは、東北・北海道新幹線のE5/H5系と、上越・北陸新幹線のE7/W7系です。
東北・北海道新幹線E5/H5系のグランクラスは、10両編成の10号車(新函館北斗寄り先頭車)にあります。上越・北陸新幹線E7/H7系のグランクラスは12両編成の12号車(新潟/敦賀寄り先頭車)に連結されています。
先頭車両のため、車両間を移動する乗客はおらず、グリーン車や普通車の旅客が通路を歩くことはありません。
グランクラスの座席
グランクラスの座席配置は1人掛け+2人掛けの3席が6列並びます。1車両の定員はわずか18人です。シートピッチは1,300mm、座席幅は520mmで、グリーン車よりも広く、ゆったりした座り心地です。
シートは、座席を倒しても狭くならないバックシェルタイプで、リクライニング角度は最大で45度。包み込まれるような居心地の良さが特徴です。
グランクラスのサービス
フルサービスのグランクラスでは、専任アテンダントによる、食事(軽食)の提供があります。また、ワインやビールなどのアルコール類を含む飲み物も自由に飲むことができます。スリッパやアイマスクなど、各種アメニティグッズも用意。新聞、雑誌、時刻表の貸し出しもあります。
ドリンクサービス
グランクラスには、10種類以上のソフトドリンクやビール・日本酒・ワインなどの飲み物が用意されています。乗車時にウェルカムドリンクサービスがあり、乗車中も自由に飲み物のオーダーが可能です。
アメニティグッズ
各座席付近のホルダーにはスリッパが用意されています。その他、アイマスク、ブランケットも用意されています。ブランケット以外は持ち帰りも可能です。
グランクラス料金
グランクラスの価格(グランクラス料金)は以下の通りです。(A)がフルサービス、(B)がシートのみ営業の価格です。
営業キロ | 100キロまで | 200キロまで |
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グランクラス(A) | 6,540円 | 8,040円 |
グランクラス(B) | 4,450円 | 5,950円 |
営業キロ | 100キロ まで |
200キロ まで |
400キロ まで |
600キロ まで |
700キロ まで |
701キロ 以上 |
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グランクラス料金 | グランクラス(A) | 6,540円 | 8,040円 | 9,430円 | 10,640円 | 10,840円 | 11,840円 |
グランクラス(B) | 4,450円 | 5,950円 | 7,340円 | 8,550円 | 8,750円 | 9,750円 |
JR東日本とJR西日本を直通する場合のグランクラス料金は、会社ごとの料金を合算した上で、距離に応じて最大3,290円の割引があります。東北・北海道新幹線を直通でグランクラスを利用する場合、料金は単純に合算します。