新幹線の団体割引、学生団体割引についてご案内するページです。団体割引とは、8人以上が同一行程で旅行する場合に適用できる割引制度です。
団体割引とは
団体割引とは、8人以上が同一行程で新幹線を利用する場合に適用できる割引制度です。学生の場合は、さらに「学生団体」の適用を受けることもできます。学生団体でない場合は「普通団体」になります。
団体割引の割引率は、普通団体が5~15%、学生団体が30~50%です。適用される条件によって割引率が変わります。いずれも運賃(乗車券)のみが割引対象です。新幹線特急料金などは割引になりません。
普通団体の割引率
普通団体の割引率は、時期により10%引きと15%引きに分かれます。
10%割引(第1期) | 3月、4月、5月、 7月、8月、10月、 12月21日~1月10日 |
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15%割引(第2期) | 上記以外の日 |
例外として、専用列車を仕立てる場合は、割引率が上記より5%下がります。新幹線で専用列車を仕立てるグループは滅多にないので、詳細は省きます。
無賃扱人員
31~50人の普通団体は、1人分の運賃と特急料金が無料になります。これを「無賃扱人員(無料扱人員)」といいます。51人以上の場合は、50人増えるごとに、1人ずつ運賃・特急料金が無料になります。
人数 | 無賃扱人数 |
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31~50人 | 1人分 |
51~100人 | 2人分 |
101~150人 | 3人分 |
151~200人 | 4人分 |
学生団体の割引率
学生団体の割引率は、1年間同じです。小学生と中学生以上で異なります。
中学生以上の団体 | 50%割引 |
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小学生以下の団体 | 小児運賃の30%割引 |
教職員・付添人 | 30%割引 |
たとえば、大学生が8人で旅行する場合は、全員が運賃50%割引になります。学割は20%割引ですから、比べると学生団体割引は、圧倒的にお得な割引制度です。
なお、学生団体には無賃扱人員はありません。
学生団体の要件
学生団体とするには、申込書に学校長が証明をし、教員または職員が引率者(付添人)として付き添わなければなりません。
ただ、引率者の要件は厳密ではなく、教職員以外が引率しているケースもあるようです。いずれにしろ、形式的には、8人以上の学生と引率者を決めて学校に申請し、校長などの承認を得なければなりません。学校の友人が8人集まっただけでは学生団体割引は適用されません。
学生団体割引の申込手続きは学校によって異なりますので、ご自身の学校でお尋ねください。一般的には「団体旅行申込書」を学校に提出し、学校長などの承認印が押された「団体旅行申込書」が返却されますので、これをJRに提出し、乗車券を購入します。
団体割引運賃の計算方法
団体割引運賃は、1人分の割引運賃に人数を乗じて計算します。10円未満は切り捨てます。
たとえば、東京〜京都を「のぞみ」号指定席利用の往復で、大人8人と、子供8人が10月に旅行する場合、普通団体割引なら以下のような計算になります。
正規運賃・料金
東京~京都の運賃 8,360円
東京~京都の特急料金 5,810円
団体運賃は以下の通り
大人分 8,360円×2×0.9×8人=120,380円
子供分 4,180円×2×0.9×8人=60,190円
特急料金(定価)は以下の通り
大人分 5,810円×2×8人=92,960円
子供分 2,900円×2×8人=46,400円
合計額は以下の通り
120,380+60,190円+92,960円+46,400円=319,930円
合計額319,930円が団体運賃の総額となります。
割引になるのは運賃だけで、特急料金は団体割引の対象にならない点にご注意ください。
団体割引の申込期限
団体割引は9ヶ月前~14日前までに申し込まなければなりません。
指定席券の一般発売は1ヶ月前ですが、団体旅行で申し込むと9ヶ月前から受け付けてくれるので、指定券の確保がしやすいという副次的なメリットもあります。
出発14日前を切ってしまうと、団体割引での乗車は受け付けてもらえません。
団体割引の申込場所
団体割引の申込みは、JRの駅窓口でも対応してくれますが、人数が多いので込み入った話になりますし、扱う金額も大金です。ですから、駅の旅行センターや旅行会社など、落ち着いたところで申し込むといいでしょう。
JTBやKNT、日本旅行など、主な旅行会社の窓口で受け付けてくれます。
支払いは一括払いをしなければなりません。