新幹線料金のしくみについてご案内するページです。運賃、料金といった、新幹線の価格の内訳についてもご説明します。
新幹線料金のしくみ
JR線に乗る場合は乗車券が必要で、新幹線に乗る場合は、さらに新幹線特急券が必要です。乗車券の値段が「運賃」で、新幹線特急券の値段が「新幹線特急料金」です。
つまり、JR新幹線の値段は、「運賃」+「新幹線特急料金」の総額となります。
もう少し詳しく説明すると、「運賃」とは、JR線に乗車するための基本的な費用です。距離に応じて値段が上がりますが、普通列車でも新幹線でも同額です。
「新幹線特急料金」とは、新幹線に乗車するための特別な追加費用です。これも距離に応じて値段が上がります。
一般に「新幹線料金」という場合、この「運賃と新幹線特急料金の総額」を示すことが多いです。
新幹線料金の内訳
新幹線料金の内訳をわかりやすく書くと、以下のようになります。
運賃+特急料金=新幹線の値段(新幹線料金)
または
乗車券+特急券=新幹線のきっぷ(チケット)
運賃と料金(乗車券と特急券)がセットになっている格安チケットもあります。「EX早特」や「えきねっとトクだ値」はその代表格で、セットでの割引価格になっています。
指定席特急券と自由席特急券
新幹線の普通車は「指定席」と「自由席」に分かれています。指定席と自由席では料金が違い、指定席に乗る場合は「指定席特急券」、自由席に乗る場合は「自由席特急券」が必要です。
わかりやすく書くと、以下のようになります。
乗車券+自由席特急券=新幹線の自由席チケット
乗車券+指定席特急券=新幹線の指定席チケット
指定席特急券と自由席の差額は、標準で530円です。ただし、季節や列車により異なり、最低330円〜最大1,990円の料金差があります。
「のぞみ」「みずほ」「はやぶさ」「こまち」は、指定席に限り追加料金が設定されています。
「のぞみ」「みずほ」「はやぶさ」「こまち」料金
新幹線の特急料金は、原則として、どの列車種別に乗っても同額です。「ひかり」「こだま」は同料金ですし、「やまびこ」も「なすの」も同料金です。
ただし例外があって、「のぞみ」「みずほ」「はやぶさ」「こまち」の指定席(グリーン席、グランクラス席含む)に乗る場合は、少し高い特急料金が設定されています。上記の列車でも自由席に乗る場合は、他の列車と同じです。
そのため、「のぞみ」「みずほ」に乗るときは自由席だと割安です。「はやぶさ」「こまち」には自由席はありません。
グリーン料金・グランクラス料金
グリーン車を利用する場合は「グリーン券」が必要です。グリーン券の値段は「グリーン料金」です。
グリーン料金の内訳は、以下のようになっています。
運賃+新幹線特急料金+グリーン料金=新幹線のグリーン料金
このように、新幹線特急料金とグリーン料金は別々に計算されていますが、きっぷとしては「グリーン料金」という形で販売されています。
つまり、実際は以下のようになっています。
運賃+グリーン料金=新幹線のグリーン料金
東北・上越・北陸新幹線には「グランクラス」という席がありますが、これも「グリーン券」としくみです。乗車には「グランクラス料金」が必要です。
季節や曜日による特急料金の変動
新幹線の特急料金は、季節や曜日により値段が異なります。分類は「通常期」「最繁忙期」「繁忙期」「閑散期」の3つの時期に分かれています。「最繁忙期」は400円増し、「繁忙期」は200円増し、「閑散期」は200円引きです。これを「シーズン別特急料金」ということもあります。
時期の区分はその年によって異なります。おおざっぱなルールとしては、正月、夏休み、ゴールデンウィークが繁忙期(または最繁忙期)、2月、6月、11月などの旅行シーズンでない時期の平日が閑散期です。それ以外の平日や週末は通常期(一部繁忙期)です。
インターネットの検索などで表示されている値段は、入力した日にちによって、時期の区分が考慮されています。つまり、日にちを入力して検索した場合は、シーズン別特急料金が反映されています。