新幹線の座席についてご案内するページです。普通車、グリーン車、グランクラスの3クラスについて、設備や仕様についてご案内します。
新幹線の座席
新幹線の座席(シート)には、普通車、グリーン車、グランクラスの3クラスがあり、それぞれ異なります。また、同じクラスでも車両により若干異なることがあります。
普通車の座席
新幹線普通車(指定席、自由席)は、3人掛け+2人掛けの横5列が並ぶ座席配置です。標準的なシートピッチは1,040mmで、JR東日本の一部車両が980mmです。座席幅は440mmが標準的です。
普通車の車両のシートは車両によって多少異なります。山陽・九州新幹線だけを走る列車の普通車指定席は、座席配置が2人掛け+2人掛けの横4列になっています。この配置では、座席幅は465mmになります。
JR東日本の新幹線では、E5系、E7系のシートピッチが1,040mm、E2系、E3系、E6系は980mmです。E3系の自由席は910mmと狭くなっています。
いずれの車両でも、普通車のリクライニング角度は20度程度で、フットレスト、レッグレスト、読書灯などはありません。テーブルは座席背面テーブルが一つのみで、肘掛けに飲料などを置くスペースはありません。
電源コンセントは、新しい車両では全席に装備されています。古い車両では、窓際の座席のみ設置されている場合などがあります。
グリーン車の座席
グリーン車は2人掛け+2人掛けの4席が並ぶ座席配置です。標準的なシートピッチは1,160mmで、普通車の1,040mmより12センチほど広くなっています。
新幹線のグリーン車のリクライニング角度は車両により異なりますが、おおよそ25度〜31度程度です。
足元にはフットレスト(足置き)が置かれています。山陽・九州新幹線の一部の車両にはレッグレストもついています。室内照明は普通車に比べてやや暗めで、手元を照らすための読書灯が設置されています。
テーブルは肘掛けに収納されているものと、座席背面のものの2種類です。肘掛け自体も広いので、飲み物のコップくらいは置くことができます。
古い車両を除き、全席に電源コンセントが付いています。
グランクラスの座席
グランクラスは2人掛け+1人掛けの3席が並ぶ座席配置です。標準的なシートピッチは1,300mmで、普通車の1,160mmより14センチほど広くなっています。
グランクラスグリーン車のリクライニング角度は最大で45度です。背もたれ、座面、レッグレスト、フットレストが連動して身体を傾けます。
座席にはレッグレストを備え、足元にはフットレスト(足置き)が置かれています。頭があたる部分にはヘッドレストピローがあり、半透明のパーテーションで隣の席と仕切られています。
テーブルは段階に肘掛け内にダイニングテーブルが収納されていて、前後にスライドします。また、肘掛上にはコンパクトなサイドテーブルを設置。リクライニングさせたままの姿勢でもドリンクを飲むことができます。
全ての席に、デスクライト、電源コンセントを備えます。