「EX早特28ワイド」についてご案内します。28日前まで購入できる東海道新幹線の格安チケットです。東京~名古屋・京都・新大阪などでおすすめです。
EX早特28ワイドとは
「EX早特28ワイド」は、東海道・山陽新幹線の早期割引タイプの割引きっぷです。90日前から28日前まで購入でき、15~20%程度の割引が受けられます。ただし、予約の変更はできません。東京~名古屋、京都、新大阪といった東海道新幹線の主要区間に設定されています。
「EX早特28ワイド」は、東海道・山陽新幹線のインターネット予約サイト「スマートEXサービス」「エクスプレス予約」で販売されています。
インターネット専用チケットですので、駅の窓口などでは購入できません。「EX早特28ワイド」を購入するには、「スマートEX」(年会費無料)か「エクスプレス予約」(年会費1,100円)に会員登録する必要があります。現在会員でない方は、年会費無料の「スマートEX」に会員登録するといいでしょう。
EX早特28ワイドは、片道の「乗車券+指定席特急券」がセットになっている商品です。普通車指定席用のみ設定されていて、グリーン車用はありません。
購入できるのは利用開始日の90日前午前10時から乗車日28日前の23時30分までです。EX早特28ワイドに子供用の設定はありません。また、学割もありません。
EX早特28ワイドの値段
EX早特28ワイドは、利用区間や列車によって区分があります。主要区間の普通車指定席の値段(片道)は以下の通りです。
設定区間 | 通常価格(円) | EX早特28(円) |
---|---|---|
東京・品川~名古屋 | 11,300 | 9,700 |
東京・品川~京都 | 14,170 | 11,690 |
東京・品川~新大阪 | 14,720 | 12,240 |
新横浜~名古屋 | 10,640 | 9,040 |
新横浜~京都 | 13,500 | 11,360 |
新横浜~新大阪 | 14,390 | 11,900 |
EX早特28ワイドの使い方
「EX早特28ワイド」は、出発日の90日前〜21日前の23時30分までに、インターネットの「スマートEX」か「エクスプレス予約」で予約・購入します。
EX早特28ワイドは片道乗車券と特急券がセットで発売されます。従来の紙の乗車券・特急券に代わって、ICカードを使ってチケットレス乗車ができます。登録したICカードを自動改札機にかざすだけで、改札を通り抜けられます。
駅の券売機で「紙のきっぷ」を受け取り、新幹線に乗車することもできます。紙のきっぷを受け取った場合は、通常のきっぷと同様に自動改札機に通して改札を抜け、新幹線に乗車できます。
EX早特21ワイドは、新幹線駅区間のみ有効です。新宿駅や大阪駅など、在来線駅を利用する場合、新幹線駅までの運賃が別途必要です。
EX早特28ワイドの途中下車・途中乗車
「EX早特28ワイド」では、きっぷの区間の途中駅で乗車したり、下車したりすることができます。途中下車した場合は前途無効、途中乗車した場合はその駅までの区間は無効となり、返金しません。途中下車、途中乗車とも新幹線駅に限ります。
新幹線駅以外などの区間外に乗り越さす場合や、区間外から乗車する場合は、区間外の乗車区間の精算が必要です。
EX早特28ワイドで乗り遅れた場合
「EX早特28ワイド」は予約した列車のみ有効です。予約した列車に乗り遅れた場合、チケットは無効となります。後続列車の自由席には乗車できません。後続列車に乗る場合は、改めてきっぷを最初から買い直す必要があります。
EX早特28ワイドのきっぷを受け取らないで乗り遅れた場合は、「指定列車発車時刻後に払いもどしをした」とみなし、手数料を差し引いて、翌日に自動で払いもどしの処理を行います。このとき、手数料は特急料金相当額(特定額)が差し引かれた金額です。つまり、チケットレスで乗り遅れた場合、何もしなくても翌日以降に運賃相当額(総額の半額強)が戻ります。
きっぷを受け取り済みの場合も、未使用で有効期間内(当日は有効期間)ならば、東海道新幹線の駅の窓口などで手続きすれば運賃相当額が戻ります。乗り遅れた場合は、すぐに駅窓口でおたずねください。
EX早特28ワイドの変更・払戻方法
「EX早特21ワイド」は、予約・購入後の変更はできません。他の「EX早特」とは異なるルールですので、ご注意ください。
払い戻しについては、指定列車出発前であれば、座席1席につき320円の払戻手数料で払い戻せます。受け取り前の払い戻しは「スマートEX」「エクスプレス予約」のインターネット上で手続きします。きっぷの受け取り後の払い戻しは、東海道・山陽新幹線の駅などで取り扱います。
予約したEX早特28ワイドを利用しなかった場合は、「指定列車発車時刻後に払いもどしをした」ものとみなして、乗車日の翌日付で、特急料金相当額(特定額)を引いた金額が自動的に払い戻されます。