「のぞみ早特往復きっぷ」は、東海道・山陽新幹線と在来線特急を乗り継ぐ格安チケットです。山陰・四国~東京・横浜に設定されています。
のぞみ早特往復きっぷとは
のぞみ早特往復きっぷは、山陰や四国エリアから東京・横浜を往復する場合に、東海道・山陽新幹線と在来線特急の普通車指定席が利用できる割引きっぷです。
購入できるのは利用開始日の21日前から7日前までです。有効期間は7日間です。7日以内に往復しなければなりません。発売枚数、席数は限定です。
のぞみ早特往復割引きっぷは、往復の「乗車券+指定席特急券」がセットになっている商品です。割引率は10~20%程度です。
予約列車の変更はできません。乗り遅れた場合、往路は運賃のみ有効で、後続の新幹線に乗る場合は別途特急券を買う必要があります。復路は、乗り遅れたら後続の新幹線の自由席に乗ることができます。
のぞみ早特往復きっぷには、学割や子供料金はありません。発売箇所は駅の窓口や発地エリアの旅行会社です。JR西日本のインターネット列車予約「e5489」でも購入できます。
のぞみ早特往復割引きっぷの値段
のぞみ早特往復割引きっぷの主要区間の値段(片道)は以下の通りです。
発地 | 着地 | 価格(円) |
---|---|---|
米子・松江・出雲市 | 東京・横浜 | 31,430 |
高松・坂出 | 東京・横浜 | 29,330 |
宇多津~観音寺 | 東京・横浜 | 30,380 |
川之江・伊予三島 | 東京・横浜 | 32,480 |
新居浜~壬生川 | 東京・横浜 | 33,520 |
今治~松山 | 東京・横浜 | 34,570 |
※東京・横浜発の往復利用はできません。
のぞみ早特往復割引きっぷの使い方
のぞみ早特往復きっぷは、出発日の21日前〜7日前までに、JRの駅の窓口で購入します。
当日の使い方は、購入したきっぷを利用日に自動改札機に通して指定された列車に乗るだけです。普通の新幹線のきっぷと同様に使えます。
のぞみ早特往復割引きっぷは往復乗車券と特急券がセットになっています。きっぷは片道分が各1枚ずつで、計2枚あります。
出発エリア~岡山は在来線特急「やくも」または「しおかぜ」、岡山~新横浜・品川・東京は東海道・山陽新幹線「のぞみ」を利用します。ただし、高松~坂出発は、岡山まで快速・普通列車を利用します。
のぞみ早特往復割引きっぷは普通車指定席が利用できます。指定した列車のみ有効です。他の列車に乗車した際は、特急券を改めて購入しなければなりません。ただし、東京・横浜からの「かえり」に関しては、乗り遅れた場合に後続列車の自由席に乗車できます。
きっぷを購入後は、指定列車の変更など一切の変更はできません。変更には一旦払いもどしが必要です。
東京では都区内、横浜では横浜市内の在来線駅が利用できます。たとえば、品川駅で山手線に乗り、新宿駅まで追加料金なしで利用できます。
のぞみ早特往復割引きっぷの途中下車・途中乗車
「のぞみ早特往復割引きっぷ」は、途中下車した場合は前途無効です。途中乗車した場合はその駅までの区間は無効となり、返金しません。
のぞみ早特往復割引きっぷの有効期間
のぞみ早特往復割引きっぷの有効期間は7日間です。7日以内に往復しなければなりません。
のぞみ早特往復割引きっぷで乗り遅れた場合
「のぞみ早特往復割引きっぷ」は、「ゆき」に予約した列車に乗り遅れた場合、特急券部分が無効になります。乗車券部分は有効ですので、当日中の後続列車に乗車する場合は、特急券を買い直す必要があります。
ただし、「かえり」に乗り遅れた場合は、指定列車当日の後続列車の自由席に乗車できます。
のぞみ早特往復割引きっぷの変更・払戻方法
「のぞみ早特往復きっぷ」は、変更は一切できません。払い戻しについては、未使用で有効期間開始日前または有効期間内に限り、手数料を差し引いた額が払い戻し対象になります。
払い戻しの手数料は、通常の運賃払戻手数料と料金払戻手数料の合算した金額相当額です。出発日2日前までならば、合計で1,580円です(乗車券220円+特急券340円×4枚)。前日以降になると、特急料金部分が30%の払い戻し手数料となります。普通のきっぷと比べて特に払戻手数料が高いわけではありません。
のぞみ早特往復割引きっぷの払い戻しは、購入した駅の窓口などで手続きできます。