「九州ネットきっぷ」についてご案内します。九州新幹線でもっとも基本的な格安チケットです。
九州ネットきっぷとは
「九州ネットきっぷ」は、JR九州インターネット列車予約で販売されている割引きっぷです。九州新幹線で、もっとも基本的な格安チケットです。
インターネット専用チケットですので、駅の窓口などでは購入できません。「九州ネットきっぷ」を購入するには、JR九州インターネット列車予約の会員にならなければなりません。「JR九州WEB会員」と「JQ CARD会員」があり、このどちらかに登録する必要があります。
JR九州WEB会員は、誰でも無料で登録できますので、「九州ネットきっぷ」も誰でも購入できます。
「九州ネットきっぷ」は、九州新幹線の各駅相互間に設定があります。片道の「乗車券+特急券」がセットになっています。
指定席と自由席の両方が利用できますが、多くの区間で値段は同じです。博多~久留米といった近距離区間のみ自由席の価格が低く設定されています。また、価格は高くなりますがグリーン車用もあります。
区間により、割引率の高い「九州ネット早特」も販売されていることもあります。
九州ネットきっぷの価格
九州ネットきっぷの主要区間の値段(片道)は以下の通りです。販売する区間・列車・設備・席数は限定です。
発駅 | 着駅 | 価格(円) |
---|---|---|
博多 | 久留米 | 2,020円 |
博多 | 熊本 | 4,700円 |
福岡市内(博多) | 川内 | 8,710円 |
福岡市内(博多) | 鹿児島中央 | 10,110円 |
熊本 | 鹿児島中央 | 6,540円 |
子供料金の設定もあり、おおむね大人料金の半額です。学割はありません。
九州ネットきっぷの使い方
「九州ネットきっぷ」は、出発日の1ヶ月前~列車出発6分前までに、JR九州インターネット列車予約で予約・購入します。ただし、コンビニエンスストア・銀行ATM、駅での支払いを選択した場合は、利用日の2日前の22時30分までの発売です。
「九州ネットきっぷ」は片道乗車券と特急券がセットで発売されます。予約した九州ネットきっぷは、JR九州の駅窓口か自動券売機で「紙のきっぷ」を受け取り、通常のきっぷと同様に、改札口を抜けて新幹線に乗車します。
九州ネットきっぷで乗り遅れた場合
「九州ネットきっぷ」で予約した列車に乗り遅れた場合、当日の後続列車の自由席を利用できます。
九州ネットきっぷの途中下車・途中乗車
「九州ネットきっぷ」では、きっぷの区間の途中駅で乗車したり、下車したりすることができます。途中下車した場合は前途無効、途中乗車した場合はその駅までの区間は無効となり、返金しません。
区間外に乗り越さす場合や、区間外から乗車する場合は、区間外の乗車区間の精算が必要です。
九州ネットきっぷの変更・払戻方法
「九州ネットきっぷ」は、予約後、クレジットカード決済できっぷの受け取り前ならば、出発時刻まで変更ができます。自由席の場合は、有効当日中なら変更が可能です。変更はJR九州インターネット列車予約での手続きに限ります。
きっぷの受け取り後は、同一日・同一区間・同一設備・同一経路への変更の場合のみ、1回に限り無手数料で変更ができます。ただし、変更後の列車に「九州ネットきっぷ」用の座席に空席がある場合に限ります。
上記以外の変更については、別途新たに無割引の特急券等を購入すれば、九州ネットきっぷの特急券(B券)を無手数料で払いもどせます。受け取り後の払い戻しは駅窓口で手続きをします。
払い戻し手数料については、きっぷの受け取り前で乗車日当日までの場合、座席1席につき560円(乗車券分220円、特急券分340円)です。自由席の場合は440円(特急券分220円)です。
きっぷ受け取り後は、出発2日前までは座席1席につき560円ですが、前日以降は220円+特急料金部分の30%が払い戻し手数料になります。
列車出発後は、指定席では特急料金部分の払い戻しがなくなります。ただし、当日中に手続きをすれば、乗車券部分は220円を引いた金額が払い戻されます。
自由席では列車の出発前でも出発後でも、出発当日までの払い戻し手数料は440円です。