東海道新幹線は東京〜新大阪を結ぶ路線です。「のぞみ」「ひかり」「こだま」という3種類の列車が走ります。東海道新幹線で利用できる割引きっぷや格安チケットをご案内します。
東海道新幹線のお得なきっぷ
東海道新幹線にはお得なきっぷの代表格は「EX早特」です。インターネット予約専用の格安チケットで、「EX早特21ワイド」や「のぞみファミリー早特」など、バリエーションがいくつかあります。
価格の安さなら、「ぷらっとこだま」です。「こだま」号しか乗れませんが、前日までネットで購入できて使い勝手も悪くありません。
「新幹線回数券」は、以前は東海道新幹線の格安チケットとして知られていましたが、現在は一部区間で発売されているだけです。
山陰、四国方面から東京を往復する場合は、「のぞみ早特往復きっぷ」がお手頃です。
EX早特
東海道新幹線でもっともポピュラーな格安チケットが「EX早特」です。
インターネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」で販売されていて、購入するには「エクスプレス会員」(年会費有料)か、「スマートEX会員」(年会費無料)のどちらかに登録する必要があります。
通常運賃料金より10~20%程度安くなります。設定されている区間や列車は限られます。乗車券・特急券がセットになっています。
「EX早特」のほか、「EX早特21ワイド」「EXグリーン早特ワイド」「EXこだまグリーン早特」「EXのぞみファミリー早特」「EXこだまファミリー早特」といったバリエーションがあります。
基本的には3日前まで購入可ですが、割引率の高い「EX早特21ワイド」は21日前まで購入可となっています。
EX予約サービス
「エクスプレス予約」の会員専用のチケットです。購入するには「エクスプレス予約」の有料会員になる必要があります。
年会費が1,100円かかりますが、期間や座席の制限なく、通常運賃料金より7%〜8%程度安くなります。乗車券・特急券がセットになっています。
e特急券
「エクスプレス予約」の会員専用の特急券です。購入するには「エクスプレス予約」の有料会員になる必要があります。
インターネットだけで買える割引価格の特急券です。乗車券は別に必要です。新幹線と在来線をまたがって乗車する際に、主に利用します。
ぷらっとこだま
「こだま号」が通常運賃料金より25%程度安くなる旅行商品です。東京、品川、新横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪の相互駅間に設定があります。
JR東海ツアーズで販売されているパッケージツアーで、通常のきっぷとはルールが異なります。JR駅窓口では販売されていません。前日まで購入可。
新幹線自由席回数券
「新幹線回数券(普通車自由席用)」は、東海道新幹線の短・中距離で設定されている6枚綴りの回数券です。一般的には、「新幹線自由席回数券」といいます。
東海道新幹線の自由席回数券は、「のぞみ号」「ひかり号」「こだま号」の自由席が利用できます。購入日から3ヶ月間有効です。設定区間は限られます。
新幹線指定席回数券は廃止されました。
こだま号専用グリーン回数券
東海道新幹線で利用できる4枚綴りのグリーン車用回数券です。東海道新幹線の東京発着の短・中距離で設定されています。「こだまグリーン回数券」とも呼ばれます。
「ひかり号」も利用できますが、その場合は普通車指定席の乗車になります。購入日から3ヶ月間利用できます。
東京新幹線自由席回数券
静岡県の在来線主要駅~東京都区内間で設定されている、東海道新幹線の6枚綴りの普通車自由席用回数券です。
在来線各駅~掛川・静岡・三島が普通列車、掛川・静岡・三島~東京・品川が新幹線自由席利用になります。東京都区内の各駅までの在来線も乗車できます。
在来線は普通列車、東海道新幹線は「ひかり号」「こだま号」の普通車自由席を利用できます。購入日から3ヶ月間利用できます。静岡県内のでのみ発売しますが、双方向で利用できます。
のぞみ早特往復きっぷ
山陰・四国エリアから東京・横浜への早期割引の往復きっぷです。通常運賃料金より20%以上の割引です。乗車日の21日前〜7日間まで購入可。東京・横浜発はありません。
新幹線豊橋往復きっぷ
名古屋から豊橋ゾーンを東海道新幹線で往復するときに割引になるきっぷです。新城や本長篠までの「新幹線新城・本長篠往復きっぷ」もあります。
新幹線名古屋往復きっぷ
上記「新幹線豊橋往復きっぷ」の逆コース版です。豊橋ゾーンや新城ゾーンから名古屋へ新幹線で往復するときに割引になるきっぷです。
JR東海株主優待割引
JR東海の株主優待割引券を持っていれば、東海道新幹線に株主優待割引で乗車できます。株主優待券1枚につき、片道運賃・料金が1割引です。2枚まで同時利用できます。山陽新幹線では利用できません。
株主優待割引券は金券ショップなどで流通しています。安価に入手できればお得です。