JRの「指定席特急料金」とは、新幹線の指定席に乗るときにかかる特急料金です。指定席では座席が確保されますので、必ず座ることができます。座席を確保していない特急料金としては、「自由席特急料金」があります。
指定席と自由席の特急料金の差額は530円が標準です。ただし、列車や区間、時期によって330円~1370円に変動します。
ここでは、新幹線の指定席特急料金について説明していきましょう。
「指定席特急料金」と「自由席特急料金」
新幹線の普通車は「指定席」と「自由席」に分かれています。座席指定があるのが指定席車両で、座席指定がないのが自由席車両です。指定席車両に乗るには「指定席特急券」が必要で、その価格が「指定席特急料金」です。
「閑散期」と「繁忙期」
指定席と自由席の差額は「通常期」で530円です。時期によりプラスマイナス200円の幅があります。「閑散期」では差額が330円になり、「繁忙期」には差額が730円になります。
このように、JR新幹線の指定席特急料金には、「通常期」「繁忙期」「閑散期」の3つの値段があります。「通常期」が定価で、「繁忙期」は200円増し、「閑散期」は200円引きです。
おおざっぱにいって、正月、夏休み、ゴールデンウィークが繁忙期、2月、6月、11月などの旅行シーズンでない時期の平日が閑散期です。それ以外の平日や週末は通常期です。
「のぞみ」「みずほ」の指定席は割増料金
「のぞみ号」「みずほ号」に乗る場合は、指定席(グリーン席含む)にのみ割増料金が設定されています。そのため、自由席との差額が大きくなります。割増額は距離によって異なります。
例をあげると、東京〜名古屋の差額は740円、東京〜新大阪の差額は850円、東京~広島の差額が1,060円、東京~博多の差額が1,170円です。繁忙期の場合は、これに200円が加わり、最大差額は1,370円となります。
子供は半額
新幹線の指定席を子供(小学生)や未就学児が利用する場合、指定席特急料金も半額になります。自由席の場合は、未就学児は特急料金も運賃も無料(大人・小学生1人につき未就学児2人まで)ですが、指定席の場合は、大人の半額の特急料金と運賃がかかります。
したがって、未就学児を連れて行くときは自由席のほうがお得です。
詳細については、「子供料金」の項目をご覧ください。