新幹線に乗る際、手荷物の持ち込みは無料です。ただし、持ち込める荷物のサイズには制限があります。制限内なら、どんな大きな荷物を持ち込んでも別料金は要りません。また、制限以上の荷物を持ち込むことは禁止されています。そのため、大きな荷物を持ち込むための「手荷物料金」は設定されていません。
ただし、ペットなど動物を持ち込む場合は別料金がかかります。これを「手回り品料金」といいます。「手回り品きっぷ」を買いましょう。「手回り品きっぷ」はペットを持ち込むための料金で、手荷物料金ではありません。
ここでは、新幹線に持ち込める手荷物のサイズや、手回り品料金について説明します。
新幹線に持ち込める手荷物
新幹線の車内に持ち込める手荷物のサイズには制限があります。持ち込めるのは、タテ・ヨコ・高さの合計が250センチ（長さは2メートルまで）以内で、重さが30キログラム以内のものを2個までです。いうまでもありませんが、自分で携帯できる荷物でなければなりません。「30キロなんて持てないよ」という方は、もっと軽い荷物にしましょう。
タテ・ヨコ・高さの合計が250センチというのは大型のスーツケースでもクリアできる大きさです。重さ30キロというのも、一般人が持てる限界の重さです。そのため、新幹線に持ち込む荷物の大きさ・重さ制限に関しては、あまり心配する必要はありません。むしろ、「持ち込んだ荷物をどこに置くか？」について心配しましょう。それについては、「荷物置き場と荷物棚」の項目で説明しています。
新幹線に持ち込めない荷物
上記のサイズをクリアしていたとしても、次のものは持ち込めません。危険品、暖炉・コンロ、動物、死体、不潔なもの、臭気を発するものなどです。当たり前ですね。
新幹線の手荷物料金は？
新幹線では、手荷物料金の設定はありません。上記のルールで持ち込める範囲の荷物なら無料で持ち込めますし、持ち込めない大きさの荷物はお金を払っても運んでもらえません。
指定席券を2枚買って座席に荷物を置ける？
新幹線に乗るときに、荷物置き場として座席を確保したい、という人もいます。しかし、JRでは、一人の客が複数のきっぷを同時に利用することを禁止しています。つまり、指定席券を2枚使用することはできません。そのため、新幹線で指定席券を2枚買って座席に荷物を置くことはできません。
新幹線にペットを持ち込む場合
新幹線にペットを持ち込む場合は有料になります。このとき「手回り品料金」がかかりますので、「手回り品きっぷ」を買わなければなりません。290円です。
手回り品きっぷを買った上で、持ち込めるペットは以下のものです。
- 小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物
- 猛獣やへびなどは不可
- 長さ70センチ以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90センチ程度のケースにいれたもの
- ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内
手回り品きっぷは、当日、駅の窓口で持ち込むペット見せたうえで、きっぷを購入してください。