新幹線に乗りましたが、2時間以上遅延しました。きっぷを払い戻してもらえるのでしょうか?
新幹線が、到着時刻より2時間以上遅れて目的地に到着した場合は、新幹線特急料金の全額が払い戻しになります。払い戻しになるのは特急料金だけです。運賃やグリーン料金は払い戻しになりません。
以下で詳しくご案内します。
改札機からきっぷが戻る
新幹線が2時間以上遅延した場合、新幹線特急料金(特急券)が払い戻しになります。運賃(乗車券)やグリーン料金は払い戻しになりません。
2時間以上遅延して目的に到着した場合、新幹線の改札を出るときに、自動改札機から「遅払い」と印字された特急券が出てきます。これが「遅延証明の入った特急券」です。
通常であれば特急券は改札口で回収されるので、2時間以上の遅延時にはきっぷが戻ってくるわけです。
この戻ってきた「遅延証明の入った特急券」をJRの駅窓口に持って行くと、払い戻しをしてくれます。当日、精算窓口で請求しても大丈夫です。
なお、2時間未満の遅延では、払い戻しはありません。
ICサービスの払い戻し
エクスプレス予約、スマートEX、新幹線eチケットといったICサービスを利用して指定席に乗車した場合は、駅係員の案内に従って新幹線自動改札機を通れば、遅延による払戻対象であることが確認され、後日、購入したクレジットカードの口座に自動返金されます。
ICサービスであっても、自由席を利用した場合は自動返金の対象になりませんので、駅係員に申し出てください。
また、他の列車との接続などで問題が発生した場合も、駅係員に申し出てください。
格安チケット、旅行商品の場合
EX早特やトクだ値といった格安チケットや、旅行商品(ツアー)の場合も、基本的には通常のきっぷとルールは同じです。ただし、返金額は通常の特急料金ではなく、割引された金額です。
また、一部の旅行商品では、遅延が生じても払い戻しがない場合もあります。
また、旅行会社で購入したチケットは、払い戻し対象であってもJRでは払い戻しませんので、到着駅で遅延証明を受けたうえで、購入した旅行会社にお持ちください。
遅延時の払い戻しについて、詳しくは、「新幹線が遅延した場合の払い戻し」をご覧ください。