「スマートEXサービス」は、JR東海・JR西日本の東海道・山陽新幹線予約サイト「スマートEX」で販売されている基本チケットです。自由席価格は、通常のJRきっぷと同額ですが、指定席価格は通常のJRきっぷより少し安く設定されています。スマートEXサービスを利用するには、スマートEX会員(年会費無料)になる必要があります。手持ちの交通系ICカード(Suica、TOICA、ICOCAなど)を使えば、チケットレス乗車もできます。会員登録をしないと、スマートEXは使えません。
スマートEXサービスが利用できるのは、東海道新幹線と山陽新幹線です。片道の「乗車券+指定席特急券」がセットになっています。
ここでは、スマートEXサービスの買い方、使い方をわかりやすくご案内しましょう。
スマートEXサービスとは?
スマートEXサービスは、東海道新幹線、山陽新幹線の各列車をインターネットで予約、決済できるサービスの基本チケットです。購入できるのは利用開始日の1ヶ月前午前10時から乗車日当日の列車出発4分前までです。
スマートEXサービスには、子供料金も設定されています。学割はありません。JR東海・JR西日本のインターネット予約サービス「スマートEX」専用の商品です。駅での発売はありません。
スマートEXサービスの値段
スマートEXサービスの主要区間の値段(片道)は以下の通りです。区間・列車・設備・席数に限定はありません。
■「のぞみ」普通車指定席
- 東京〜名古屋 11,100円
- 東京〜京都 13,970円
- 東京〜新大阪 14,520円
- 東京〜新神戸 15,180円
- 東京〜岡山 17,460円
- 東京〜広島 19,240円
- 東京〜小倉 22,530円
- 東京〜博多 23,190円
- 名古屋〜京都 5,710円
- 名古屋〜新大阪 6,480円
- 新大阪〜岡山 6,150円
- 新大阪〜広島 10,430円
- 新大阪〜小倉 14,520円
- 新大阪〜博多 15,400円
※上記区間以外の、東海道・山陽新幹線の全ての相互駅間に設定があります。
※子ども半額。
※値段は変更されることがあります。予約時には最新情報でお確かめください。
スマートEXサービスの注意点
スマートEXサービスは、紙のきっぷとルールが異なります。利用時には以下の点に注意してください。
- 新幹線駅相互間でしか利用できない
- たとえば、「東京駅・品川駅〜新大阪駅」は利用できますが、新宿駅や大阪駅は利用できません。新宿駅や大阪駅は在来線の駅なので、利用するには新幹線駅から(まで)の運賃が別に必要です。
- 乗り継ぎ割引は適用されない
- 在来線特急への乗り継ぎ割引は適用されません。
スマートEXサービスの使い方
スマートEXサービスは、出発日の1ヶ月前〜当日の列車出発4分前までに、インターネットの「スマートEX」で予約・購入します。
スマートEXサービスは片道乗車券と特急券がセットで発売されます(往復の場合は往復セット)。スマートEXサービスでは、従来の紙の乗車券・特急券に代わって、交通系ICカードを使って改札口を抜けることができます。登録した交通系ICカードを自動改札機にかざすだけで、改札を通り抜けることができます。利用できるICカードはkitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、PiTaPa、ICOCA、はやかけん、nimoca、SUGOCAです。
交通系ICカードを登録しない場合は、紙のきっぷを受け取って使うこともできます。その場合は、事前に駅の指定席券売機などできっぷを受け取ります。
スマートEXサービスの変更・払戻方法
スマートEXサービスは、予約後、改札の入場前で列車出発時刻4分前までならば、何度でも変更できます。変更はスマートEXサイト上に限ります。ただし、紙のきっぷを受け取ってしまった場合は、スマートEXサイトでは変更作業はできません。駅窓口にお申し出ください。
乗車前でスマートEXカードでの改札入場後に列車の変更をする場合は、改札窓口で入場取消手続をしたうえで、スマホなどで、利用者自身で変更することになります。
列車出発時刻4分前以降の変更は一切できません。
払い戻しについては、スマートEXカードでの改札入場前であれば、スマートEX画面上で行うことができます。列車発車時刻前までの払戻手数料は、座席1席につき320円です。
列車発車時刻後は、特定額の払い戻し手数料が発生します。この「特定額」は区間によって異なります。列車出発後は発売価格から特定額を引いた金額が払い戻されます。
予約したスマートEXサービスを利用しなかった場合は、「列車発車時刻経過後に払いもどしをした」ものとみなして、乗車日の翌日付で、「特定額」を引いた金額が自動的に払い戻されます。