JR各社は、インターネットサービスを提供しています。インターネットで新幹線のきっぷの予約・購入をすることができます。インターネットでは、駅で買うよりも安いきっぷが提供されていたりすることもあります。
新幹線のきっぷをインターネットで予約・購入する際は、利用する新幹線を運営している会社のサイトか、最寄りのJR会社のサイトを利用するといいでしょう。東北エリアならJR東日本、広島エリアならJR西日本などです。
JR各社のインターネットサービスは、基本的に会員制です。「エクスプレス予約」以外は、無料で会員になれます。
JR東日本・JR北海道のインターネットサービス
JR東日本・JR北海道のインターネット予約サイトが「えきねっと」です。
えきねっと
JR東日本が運営しているサイトが「えきねっと」で、JR北海道エリアの列車予約でも利用できます。無料会員制で、利用には会員登録が必要です。全国のJRの指定席・自由席を予約できます。東北・北海道、上越、北陸、秋田、山形新幹線だけでなく、東海道・山陽新幹線も予約できます。きっぷの受取は、原則としてJR東日本、JR北海道の駅の窓口だけです。
えきねっとでは、「新幹線eチケット」というICカード乗車が可能なチケットを発売しています。新幹線eチケットでは「えきねっとトクだ値」というインターネット専用の割引きっぷを販売しています。
モバイルSuica
「モバイルSuica特急券」や「モバトク」「スーパーモバトク」といった格安チケットを販売していましたが、2020年3月14日に新幹線向けサービスを終了しました。
JR東海のインターネットサービス
JR東海が運営するインターネットサービスは「エクスプレス予約」と「スマートEX」です。
エクスプレス予約
エクスプレス予約では、東海道・山陽新幹線を予約することができます。有料会員専用のサービスです。利用するには、「JR東海エクスプレス・カード」か「JR西日本 J-WESTカード」というクレジットカードが必要です。いずれも有料です。
エクスプレス予約では、通常より安い価格で新幹線のチケットを購入できます。
スマートEX
スマートEXでは、東海道・山陽新幹線を予約することができます。年会費無料の会員専用のサービスです。利用するには、クレジットカードが必要です。交通系ICカード(Suica、TOICA、ICOCAなど)があれば、チケットレスサービスも利用できます。
プラスEX
2017年9月2日に「エクスプレス予約」に統合されました。
JR西日本のインターネットサービス
JR西日本が運営しているインターネットサービスは「e5489」と「スマートEX」です。
e5489
e5489では、全国のJRの指定席・自由席を予約できます。東海道・山陽新幹線だけでなく、東北・上越・北陸新幹線なども予約可能。ただし、きっぷの受け取りはJR西日本・四国・九州のおもな駅だけです。
利用するには会員登録が必要です(無料)。クレジットカード付きの「J-WESTカード会員」(有料)になると、会員限定の格安きっぷが利用できるほか、エクスプレス予約も可能になります。
スマートEX
スマートEXでは、東海道・山陽新幹線を予約することができます。年会費無料の会員専用のサービスです。利用するには、クレジットカードが必要です。交通系ICカード(Suica、TOICA、ICOCAなど)があれば、チケットレスサービスも利用できます。
JR九州のインターネットサービス
JR九州が運営しているインターネットサービスは「JR九州インターネット列車予約サービス」です。
JR九州インターネット列車予約
九州新幹線のほか、東海道・山陽新幹線の指定席・自由席を予約できます。きっぷの受け取りはJR九州・西日本のおもな駅です。
利用するには、無料会員登録が必要です。会員になると、「九州ネットきっぷ」「九州ネット早得」といった割引きっぷを購入できます。
JR北海道のインターネットサービス
JR北海道独自のインターネットサービスとして「JR北海道インターネット予約サービス」がありましたが、2016年12月に、JR東日本の「えきねっと」に移行しました。
JR四国のインターネットサービス
JR四国が独自に運営しているインターネットサービスはありません。JR四国エリアでは、JR西日本のe5489サービスを使うことができます。JR四国の駅では、e5489のきっぷの受け取りができます。
JRサイバーステーション
JRサイバーステーションは、全国のJRの列車の空席を検索できるサイトです。空席検索だけなら無料で、会員登録なしで可能です。
JRサイバーステーションのプロバイダの会員登録をしている人は列車予約もできますが、それ以外の人はサイバーステーションで予約をすることはできません。