大人の休日倶楽部パスは、「大人の休日倶楽部」会員専用の割引きっぷです。JR東日本全線や主な第三セクター鉄道などが利用できるチケットで、新幹線も自由席なら乗り放題になります。
大人の休日倶楽部パスで新幹線に乗る方法について、わかりやすくご案内します。
大人の休日倶楽部パスとは
大人の休日倶楽部パスは、「大人の休日倶楽部」会員のみが購入できるフリーきっぷです。
JR東日本とJR北海道の新幹線および特急列車を含む列車の普通車自由席が連続する5日間乗り放題になります。また、普通車指定席も6回まで利用可能です。
JR東日本版と、JR北海道版、JR東日本・北海道版があります。それぞれ、各エリアのJR線が乗り放題となります。
発売期間・利用期間は原則として、初夏、秋、冬の年3回です。日程は年により異なりますし、きっぷの内容も年によって変更があります。そのほか、レンタカーやエキナカのショップでの割引も受けられます。
大人の休日倶楽部については、こちらをご覧ください。
大人の休日倶楽部パスの種類
東日本版
普通車18,800円、グリーン車35,000円(いずれもえきねっと価格)。JR東日本全線(新幹線を含む)、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津〜新井間)の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席とBRTが5日間乗り降り自由です。JR東日本エリアでのみ発売です。普通車用は駅窓口、券売機でも販売しますが、1,000円増しです。
東日本・北海道版
普通車26,620円、グリーン車50,000円(いずれもえきねっと価格)。JR東日本・JR北海道全線(新幹線を含む)、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津〜新井間)の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席とBRTが5日間乗り降り自由です。JR東日本、北海道エリアで発売します。普通車用は駅窓口、券売機でも販売しますが、1,000円増しです。
北海道版
普通車17,400円、グリーン車35,000円(いずれもえきねっと価格)。JR北海道全線(北海道新幹線を除く)の特急・急行・快速・普通列車の普通車自由席が5日間乗り降り自由です。JR北海道エリアでのみ発売です。普通車用は駅窓口でも販売しますが、1,000円増しです。
大人の休日倶楽部パスの購入方法
大人の休日倶楽部パスは、えきねっと、JR東日本・JR北海道の主な駅の窓口、指定席券売機、駅たびコンシェルジュで購入できます。グリーン車用はえきねっとでのみ購入できます。普通車用はえきねっと以外で購入する場合、1,000円増しです。購入には大人の休日倶楽部カードが必要です。
大人の休日倶楽部パスの指定席予約方法
大人の休日倶楽部パスでは、普通車指定席を6回まで利用できます。新幹線・特急の指定席も利用できます。
指定席を利用する場合 あらかじめ座席の指定を受ける必要があります。JR東日本・北海道の主な駅の窓口や指定席券売機で座席の指定を受けてください。えきねっとで購入した場合は、えきねっとで座席指定を受けられます。
定められた回数を超える場合や、あらかじめ座席の指定を受けずに指定席・立席を利用する場合は、別に無割引の料金が必要です。
新幹線・特急の自由席を利用する場合は、座席の指定や予約は不要です。大人の休日倶楽部パスで新幹線改札口を抜け、来た列車の自由席の空いている席に座れます。「はやぶさ」「こまち」「つばさ」「かがやき」や、「あずさ」「ひたち」「踊り子」などJR東日本の在来線特急は全車指定席なので、乗車する際は別に指定席特急券を購入しなければなりません。
JR北海道内の在来線特急「北斗」「すずらん」「おおぞら」「とかち」については、指定席を取らずに「普通車指定席の空いている席」を利用できます。
大人の休日倶楽部パス利用の注意点
- 利用日当日の発売はしません。
- 有効期間開始日の1ヶ月前から前日まで発売です。
- 発売枚数は限定で、利用開始日ごとで制限があります。
- 「大人の休日倶楽部カード」(クレジットカード)で決済する場合に限り発売します。
- 指定席券売機で購入する場合は「大人の休日倶楽部カード」の暗証番号が必要です。
- 利用開始日の変更は、有効期間開始日の前日まで、1回に限り可能です。
- 払戻しは、有効期間内で未使用の場合に限り、きっぷを発売している箇所で取り扱います。660円の払戻し手数料がかかります。
- 列車の運行不能および遅延による払戻しはしません。