「eきっぷ」の買い方、使い方

「eきっぷ」は、JR西日本とJR九州のインターネット予約サイトで販売されているネット専用の特急券です。

JR西日本の「e5489」、JR九州の「JR九州インターネット列車予約」で買えるインターネット専用チケットです。「eきっぷ」を購入できるのは「J-WESTカード会員」かJR九州の「JQ-CARD」会員のみです。

eきっぷが利用できるのは、山陽新幹線と九州新幹線です。ここでは、eきっぷの買い方、使い方をわかりやすく説明しましょう。

eきっぷは、山陽新幹線、九州新幹線の各列車の指定席、自由席が利用できる特急券です。山陽新幹線のみの利用はできますが、九州新幹線は山陽新幹線とあわせて利用する場合のみ販売されます。乗車時には、駅で紙のきっぷに引き換えて乗車します。購入は利用開始日の1ヶ月前から乗車日当日の列車出発6分前までです。

新幹線を利用する際には、eきっぷのほかに「乗車券」も必要です。乗車券も「e5489」や「JR九州インターネット列車予約」で購入できます。また、駅の窓口や自動券売機などで購入してもかまいません。

eきっぷには、子供料金の設定もあり、おおむね大人料金の半額です。学割はありません。駅では発売されていません。

eきっぷとe特急券の違いは、eきっぷがJR西日本・JR九州のチケット、e特急券がJR東海のチケット、という点です。山陽新幹線だけを利用するなら、eきっぷもe特急券も使えますし、価格は同じです。東海道新幹線を利用する場合はe特急券しか使えません。

eきっぷには自由席と指定席の価格の違いはありません。eきっぷの主要区間の値段（片道）は以下の通りです。

※こども料金は約半額です。
※上記は「eきっぷ」のみの価格です。利用には他に乗車券が必要です。
※値段は変更されることがあります。予約時には最新情報でお確かめください。
※上記区間以外にも設定があります。

eきっぷは、出発日の1ヶ月前〜当日の列車出発前6分前までに、インターネットの「e5489」または「JR九州インターネット列車予約」で予約・購入します。それを駅で「紙の特急券」に引き換えて受け取り、新幹線に乗車します。チケットレスではなく、紙のチケットが発行されます。

eきっぷだけでは新幹線には乗れず、「乗車券」が別途必要です。乗車券はインターネットでも販売していますし、JR駅の窓口や券売機で購入することもできます。併用する「乗車券」はどのようなものを使っても構いません。通常の片道きっぷでもいいですし、往復乗車券でもいいですし、企画乗車券でも構いません。

eきっぷを予約したら、駅の窓口や自動券売機（特急券券売機）で「紙のきっぷ」を受け取ります。受取時には、決済時に使用したクレジットカードを提示します。自動券売機で受け取る場合は、クレジットカードを挿入すれば受け取れます。

受け取りができるのは、JR西日本、JR九州の各駅です。 JR他社（東日本・東海等）の窓口および旅行会社での受け取りはできません。

受け取った紙のきっぷは、通常のきっぷと同様に自動改札機に通して改札を抜け、新幹線に乗車できます。

eきっぷは、予約後、きっぷの受け取り前ならば、出発時刻の6分前まで変更ができます。変更はネット上に限ります。きっぷの受け取り後の変更は一切できません。

払い戻しについては、きっぷの受け取り前で乗車日当日までの場合、座席1席につき340円（自由席は220円）の払戻手数料で払い戻せます。

きっぷの受け取り後の払い戻しは、乗車日の2日前までなら、受け取り前と同じです。乗車日前日と当日の列車出発時刻前までは、発売額の30％の払い戻し手数料がかかります。ただし、自由席は220円です。

指定席の場合、列車出発時刻後の払い戻しはできません。自由席の場合は、きっぷの有効期間内なら、220円を差し引いた金額が払い戻されます。