金券ショップでは新幹線の「格安チケット」が販売されていると聞きました。どんなチケットが買えるのですか? 使っても問題ありませんか?
金券ショップで販売されている新幹線の「格安チケット」と呼ばれるものは、新幹線回数券のばら売りか、JRの株主優待割引券を使ったチケットです。使っても問題ありませんが、注意も必要です。
以下で詳しくご案内します。
新幹線回数券
金券ショップで販売している新幹線格安チケットとは、多くの場合が新幹線回数券のばら売りです。新幹線回数券はJR窓口で販売していますが6枚綴りなので、金券ショップではこれを1枚ずつにバラして売っています。
そのほか、JRでは4枚綴りや2枚綴りの割引きっぷも一部にありますが、そうしたきっぷをバラ売りしていることもあります。
こうした新幹線回数券類は、バラ売りであっても新幹線にきちんと乗車できます。したがって、購入、使用には問題がありません。
ただし、最近は新幹線回数券の設定区間そのものが激減していて、金券ショップで扱っているのは、東海道新幹線の一部区間のみなど限られています。
新幹線回数券について詳しくは、こちらのページをご覧ください。
JR株主優待券
金券ショップでは、JR各社の株主優待割引券も販売しています。株主優待割引券を使うと、JR駅窓口や一部の券売機で、新幹線の割引きっぷを購入できます。
金券ショップが、株主優待券を使って新幹線のチケットを購入し、それを「格安チケット」として販売していることもあります。例として、金券ショップで扱う東京~新大阪間の「格安チケット」は、JR東海の株主優待券であることが多いです。
株主優待券は、異なるJR会社間のきっぷは買えません。たとえば、JR東海は東京~新大阪、JR西日本は新大阪~博多間で新幹線を運営していますので、新大阪をまたがる区間(東京~岡山・広島など)では、株主優待券は使えません。
株主優待券の使い方などについて詳しくは、こちらのページをご覧ください。