「WEB早特1」は、JR西日本のインターネット予約サイト「e5489」で販売されているネット専用の早期割引版の特急券です。出発日の前日まで購入できます。「WEB早特1」を購入できるのは「J-WESTカード会員」「J-WESTネット会員」のみです。J-WESTネット会員は、無料で会員登録できます。
WEB早特1は、専用の片道乗車券(e5489専用乗車券)と料金券をセットで発売します。期間・区間・席数限定です。
WEB早特1が利用できるのは、北陸新幹線です。インターネットで予約で購入したWEB早特1は、駅の窓口や券売機で「紙の特急券」に交換して受け取り、新幹線に乗車できます。
ここでは、WEB早特1の買い方、使い方をわかりやすく説明しましょう。
WEB早特1とは?
WEB早特1は、北陸新幹線と在来線特急を乗り継ぐ特定の区間、種別の列車の指定席を利用できる特急券です。乗車日の前日23時までの限定発売で、乗車時には、駅で紙のきっぷに引き換えて乗車します。
WEB早特1では、予約の変更は、きっぷの受け取り前で列車出発前までならば、何度でも可能です。変更先の列車が乗車日当日の場合は、WEB早特への変更はできません。通常のきっぷやeきっぷへの変更になり差額が必要です。きっぷの受け取り後の変更はできません。
新幹線を利用する際には、WEB早特1のほかに、専用の片道乗車券(e5489専用乗車券)が必要です。WEB早特1とe5489専用乗車券はセットで発売されます。WEB早特1の料金券のみの購入はできません。
WEB早特1には、子供料金の設定もあり、おおむね大人料金の半額です。学割はありません。駅では発売されていません。
WEB早特1の値段
WEB早特1は指定席のみの販売です。販売区間、列車、座席数は限定です。WEB早特1の主要区間の値段(片道)は以下の通りです。
■普通車指定席
- 小松〜東京 13,780円(6,880円)
- 福井〜東京 14,790円(7,390円)
※上記は、専用の片道乗車券(e5489専用乗車券)と料金券のセットの値段です。( )内はこどもの価格です。
※値段は変更されることがあります。予約時には最新情報でお確かめください。
※上記以外にも設定区間があります。
WEB早特1の使い方
WEB早特1は、出発日の1ヶ月前〜前日の23時までに、インターネットの「e5489」で予約・購入します。駅で「紙の特急券」に引き換えて受け取り、新幹線に乗車します。チケットレスではなく、従来同様、紙のチケットが発行されます。
紙のきっぷの受け取り場所は?
予約したWEB早特1は、駅の窓口や券売機で「紙のきっぷ」に引き換えて受け取り、新幹線に乗車します。受取時には、決済時に使用したクレジットカードを提示します。自動券売機で受け取る場合は、クレジットカードを挿入すれば受け取ることができます。
受け取りは、JR西日本、JR四国の各駅の窓口か特急券券売機で行えます。また、JR東日本の北陸本線の各駅と、東京都内の主要駅でも受け取れます。 その他のJR東日本の駅や、JR東海の駅窓口および旅行会社での受け取りはできません。
受け取った紙のきっぷは、通常のきっぷと同様に自動改札機に通して改札を抜け、新幹線に乗車できます。
WEB早特1の変更・払戻方法
WEB早特は、きっぷ受取前で列車の出発時刻前であれば、回数に制限なく変更できます。ただし、変更できるのは、初回購入日から3ヶ月後の同一日の前日までで出発する列車までです。変更先の列車が操作日の当日の場合や、満席の場合は、「WEB早特1」への変更はできません。その場合、通常のきっぷや「eきっぷ」などへの変更になります。
きっぷ受取り後は、一切の変更ができません。変更を希望する場合は、払い戻して買い直すことになります。駅の窓口で新たに必要なきっぷ(割引なし)を購入する場合は、全行程で払い戻し手数料は不要です。「e5489」で予約を取り直した場合は、所定の払い戻し手数料が必要です。
払い戻しについては、きっぷの受け取り前で乗車日当日までの場合、座席1席につき料金券340円、専用乗車券220円の払戻手数料で払い戻せます。
きっぷの受け取り後の払い戻しは、乗車日の2日前までなら、受け取り前と同じです。乗車日前日と当日の列車出発時刻前までは、料金券部分は、発売額の30%の払い戻し手数料がかかります。列車出発時刻後の払い戻しはできません。