新幹線で自由席が満席のとき、指定席車両のデッキに立ってもいいのでしょうか?
自由席特急券で新幹線に乗車した場合、原則として、指定席車両に立つことはできません。ただし、混雑時などは車掌の判断で許可する場合もあります。
以下で詳しくご案内します。
指定席デッキには立てない
新幹線の特急券は「自由席特急券」と「指定席特急券」に分かれています。自由席特急券は自由席車両を利用するのが原則です。
したがって、自由席が満席で、デッキまで立ち客であふれていたとしても、自由席特急券の旅客は、指定席車両に立つことはできません。指定席のデッキにも立てません。
混雑時には許可することも
ただし、車内がきわめて混雑している場合には、車掌の判断で、指定席車両のデッキへの乗車や指定席車両の通路への立席を認めることがあります。
つまり、ルールとして厳密に定めるよりも、車掌の裁量を大幅に認めています。
自由席車両に普通に立てる程度の混雑なら、自由席特急券保持者は自由席のみを利用してもらい、混雑が激しくなった場合は、指定席のデッキの利用も認める、という形を取っています。
この裁量はJR会社によっても異なります。大原則としては、自由席特急券は自由席車両に乗るためのきっぷであり、指定席のデッキに立つことはできない、とお考えください。
新幹線の座席の違いについて、詳しくは、「新幹線の座席の種類」をご覧ください。
新幹線の座席の種類
グランクラス、グリーン車、普通車指定席、普通車自由席の4種類があります。