新幹線のグランクラスとグリーン車・普通車の違いを教えてください。
グランクラスは東北・北海道・北陸・上越新幹線にのみ設けられている設備です。グランクラスとグリーン車・普通車では、シート形状や並び、サービスに違いがあります。
以下で詳しくご案内します。
グランクラスは横3列
グランクラスは東北・北海道・北陸・上越新幹線にのみ設けられている、最高ランクの座席です。東海道・山陽・九州新幹線にはありません。
新幹線のグランクラスのシートは、横3列(2列+1列)の配置です。
これに対し、新幹線のグリーン車は横4列(2列+2列)です。また、新幹線の多くの普通車は横5列(2列+3列)です。
シートの前後間隔にも違いがあり、グランクラスのシートピッチは1,300mmありますが、標準的なグリーン車のシートピッチは1,160mmで、普通車は1,040mmです。
リクライニング角度もグランクラスは45度まで倒すことができます。もちろん、コンセントも全席装備です。グリーン車も最近の車両では全席にコンセントが装備されていますが、やや古い車両では付いていないものもあります。
上の写真がグランクラス、真ん中がグリーン車、下が普通車です。
客室サービスの違い
グランクラスとグリーン車の大きな違いは客室サービスです。
グランクラスにはアテンダントが付き、軽食や飲料(ソフトドリンクおよびアルコール類)が無料で提供されます。
また、毛布・スリッパ・アイマスクといったアメニティグッズ、新聞や雑誌も用意されています。
こうしたサービスはグリーン車や普通車にはありません。ただし、グランクラスでも「シートのみ営業」の列車では、客室サービスはありません。
座席の違いについて、詳しくは、「新幹線の座席の種類」をご覧ください。
新幹線の座席の種類
グランクラス、グリーン車、普通車指定席、普通車自由席の4種類があります。