全国の新幹線をご案内

フルムーン夫婦グリーンパス（フルムーンパス）は、2人の年齢が合わせて88歳以上の夫婦を対象に、JR線のグリーン車（新幹線「のぞみ」「みずほ」など一部列車、設備を除く）が、有効期間内に乗り放題になるきっぷです。ここでは、フルムーン夫婦グリーンパスで新幹線に乗る方法について、わかりやすくご案内します。

フルムーン夫婦グリーンパスの利用期間

フルムーン夫婦グリーンパスには、5日間用、7日間用、12日間用の3タイプがあります。利用期間は、毎年10月1日～翌年6月30日。7～9月は設定がありません。

フルムーン夫婦グリーンパスの値段

フルムーン夫婦グリーンパスの値段は以下の通りです。

夫婦お2人の年齢の合計が、利用開始日に88歳以上である場合に利用できます。さらに、ふたりのうちどちらかが70歳以上の場合、「シルバー用」を利用できます。

フルムーン夫婦グリーンパスで利用できる列車と設備

JR線の特急（新幹線「のぞみ」号及び「みずほ」号（ともに自由席を含む）は除く）、快速・普通列車のグリーン車、BRT（バス高速輸送システム）、JR西日本宮島フェリーが利用できます。

急行列車や開放式B寝台も利用できますが、定期列車としての運転はありません。

グランクラス、DXグリーン、特急グリーン個室、Ａ寝台個室、Ｂ寝台個室をご利用になる場合は、特急・急行料金及びそれぞれの設備に応じた料金が必要です。また、「ホームライナー」等のライナー列車をご利用になる場合は、別に料金が必要です。

フルムーン夫婦グリーンパスのお得な使い方

フルムーン夫婦グリーンパスを使えば、破格の値段で新幹線に乗車できます。たとえば、5日間用の場合、2人で82,800円ですから、1人あたり41,400円。片道20,700円の距離を往復すれば、それだけで元が取れる計算です。

東京からの場合、西は新山口、北は新函館北斗まで往復すれば、それだけでおトクです。

単純往復をせずに、途中、2、3箇所立ち寄れば、もっとおトクになるでしょう。ただし、東京から京都観光をして東京に戻る、というような使い方だと、おトクにはなりません。

フルムーン夫婦グリーンパスの注意点

フルムーン夫婦グリーンパスを使う際の注意点は、「のぞみ」「みずほ」が利用できないという点です。自由席であっても利用できません。

そのため、東海道・山陽新幹線では「ひかり」や「さくら」を利用することになります。「ひかり」号は外国人旅行者の急増で混雑していることが多いため、時間帯のいい列車は満席になりやすいので、早めに予約をしたほうがいいでしょう。

フルムーン夫婦グリーンパスの指定券の予約方法

ご乗車前に発売箇所の窓口で、フルムーン夫婦グリーンパスを提示して予約します。２名が同一列車・同一区間の指定席を予約する必要があります。指定券の発券枚数に制限はありません。