Q:立席特急券とはなんですか? 自由席特急券とどう違うのですか?
A:立席特急券は、全車指定席の列車の指定席券が完売になったときに発売される特急券です。指定席のデッキなどに立って乗ることができます。自由席特急券と違い、立席特急券は全車指定席の列車に乗ることができます。指定席に空席があれば、座ることも黙認されています。以下で詳しくご案内します。
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「立って乗る」ことを前提に発売される特急券
立席特急券は、全車指定席の列車で指定席が満席になったときに発売される特急券です。
立席特急券はデッキに立って乗車するのが原則です。しかし、実際には、普通車指定席に空席があれば座っても問題はないようです。ただし、その席の指定席券を持った方が来たら、席を譲らなければなりません。
全車指定席の列車でしか発売されないので、自由席のある列車では立席特急券は買えません。現在、全車指定席の新幹線列車は「はやぶさ」「はやて」「こまち」「かがやき」だけですので、立席特急券が発売されるのもこの4列車だけです。
立席特急券は、当該列車が満席になった時点から発売が開始されます。発売場所はJRのみどりの窓口で、乗車日の前日以降は、指定席券売機でも発売されます。立席特急券の価格は、通常期の普通車指定席の特急料金から530円を引いた額です。
自由席特急券では満席の全車指定の「はやぶさ」「こまち」などには乗ることができません。立席特急券では乗ることができます。それが両者の最大の違いです。また、自由席特急券は、有効日のどの列車の自由席にも乗ることができますが、立席特急券は指定された列車にしか乗ることができません。